こんにちは。まっくるの部屋へようこそ。
2023年5月19日から21日まで広島で「G7広島サミット」が開催されます。
岸田総理の地元「広島」で行われるサミット。4月現在、広島市内は警官が町中に立っていたり、道路を舗装したりと準備が忙しそうです。
では、G7の加入国は?G7ってなんの略称なの?
そんな問いに今回は答えていきたいと思います。
目次
- そもそもG7とは?
- 今まで日本で開催されたサミット
- 議長国の準備
- 補足、G20とは?
1.そもそもG7とは?
では早速答えから。
G7とは「Group of Seven」の略で、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ(議長国順)の7カ国のことです。
第一回は1975年11月にパリの郊外のランブイエ城で開催されました。
フランス、アメリカ、イギリス、日本、ドイツ、イタリアの6各国によるものでした。
その後、1976年のプエルトリコサミットからはカナダが参加し、1977年のロンドンサミットからはEC(欧州共同体、今のEU)の欧州委員会委員長が参加するようになりました。
冷戦終了後、1991年のロンドンサミットから、G7サミット終了後にロシアの大統領とG7首脳がサミット外で会合を行うようになり、1997年のデンバーサミットからは一部のセッションを除き、全ての日程に参加するようになりました。そして1998年のバーミンガムサミットからは「G7サミット」から「G8サミット」と呼称が変わっていきました。
しかし、2014年のロシアによるウクライナへの領土侵害を受けて、同月3月に開催されていたオランダ、ハーグで開催中の核セキュリティサミットの機会を捉えて、緊急に開催されたG7サミットにおいて、ロシアのG8への参加を停止することが決定されました。
そして、2014年以降はまたG7として会議を行ってます。
2.今まで日本で開かれたサミット
今回で日本で開催されるサミットは7回目となります。
では今までの日本の何処で開催されたのか紹介したいと思います。
・1979年 東京サミット
・1986年 東京サミット
・1993年 東京サミット
・2000年 九州・沖縄サミット
・2008年 北海道・洞爺湖サミット
・2016年 伊勢志摩サミット
・2023年 広島サミット
以上、今年で7回目となる日本開催のサミット。皆様はいくつご存知だったでしょうか?
3.議長国の準備
1年おきに順番に議長国が変わるサミットですが、では議長国はどういったことをするのでしょうか。
G7の議長国の任期は、その年の1月〜12月の1年間になります。
そしてサミットの準備は「シェルパ」と呼ばれる首脳の補佐役が行います。
「シェルパ」とは登山用語で、登山者が山頂(サミット)にたどり着くための手助けをする案内人、と言う意味です。G7各国のシェルパが、連絡を取って会議の成功を目指して準備が進められます。
4、補足、G20とは?
最後にG7とは別によく聞くG20とは?解説していきます。
G20とは「Group of Twenty」の略になります。
参加国は、G7の7カ国に加えてEU、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、インドネシア、韓国、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコになります。
G8と新興国が加わり、1999年から20カ国・地域財務大臣・中央銀行総裁会議を開催してます。また、2008年からは世界金融危機の深刻化を受けて、20カ国・地域首脳会談も開催してます。「金融・世界経済に関する首脳会議」が正式名称で別名「金融サミット」とも呼ばれます。
G20の20カ国・地域のGDP(国内総生産)を合計すると世界のGDPの90%を占めます。
来月には広島で開催されるサミット。今さら聞けないG7って何?と言う疑問に対して今回は解説させていただきました。
それではまた~